株初心者の方に、僭越ながら私が講座をしてみます。
本当に基礎中の基礎だけを記載しますので、勉強のさわりに見ていだきたいです。
第一弾は、ローソクチャートについてです。
これは、株始める人がまず最初に知るべき基礎中の基礎になりますね。
ローソク足チャートとは、こんな感じのものです。
〇陽線:終値が始値より高い。大体のサイトで、赤く塗って表示している。
〇陰線:終値が始値より低い。大体のサイトで、青く塗って表示している。
〇十字線:終値が始値と同じ。
〇上(下)ヒゲ:上(下)のヒゲの先端まで値が動いたことを表す。
正直は、最初はこれくらいの知識で十分だと思います。
ローソク足は、日足、月足、5分足など種類がありますが、一番よく見る日足でこれから説明します。他は1日を1月や5分で置き換えていただければ、同じことになります。
陽線
1日の始まりに買った人が、最終的に儲かったことを意味します。
この陽線が直近でたくさんある株は、とりあえず1日の始まりに買って、1日の終わりに売れば、儲かる確率が高いことになります。
となると、そういう株は、みんな買いたくなりますよね。
つまりは、陽線の割合が多い、陽線が連続して現れる株は、買いが買いを呼び株価は上昇する傾向となります。
陰線
1日の始まりに買った人が、最終的に損したことを意味します。
陰線がたくさんある株は、今買うと損する確率が高いということになります。
そういう株を持っている人や売買している人は、「こんな株持っていても、毎日損をしてしまうからもう売ってしまおう」という気持ちになってしまいます。
つまりは、陰線の割合が多い、陰線が連続して現れる株は、売りが売りを呼び株価は下降していく傾向となります。
十字線
1日の始まりに株を買ったが、終わってみたら同じ価格であったことを意味します。
その場合、人はどう思うかというと「とりあえず損も得もしていないし、そのまま持っていよう」となります。
要は、様子見になるわけです。
十字線は、相場の転換と言われます。
十字線が続いたあとに、陽線をつけ上昇するのであれば株を持っている人は、保有し続け株価は上昇局面になるかもしれません。
逆に陰線をつけるようでは、様子見をしていた人が株を手放していくことが考えられ、下降局面に株価は突入するかもしれません。
上(下)ヒゲ
上(下)ヒゲとは、ヒゲの一番上(下)の価格まで一時的に上昇(下落)したが、最終的には終値まで戻ってきたことを表します。
上ヒゲだと、その価格帯では売りたい人が多かったということ。
下ヒゲだと、その価格帯では買いたい人が多かったということになります。
以上、4つのローソン足の形状について、解説しましたが初心者のうちはこれだけ知っていれば十分かなと個人的には思います。
私は、ローソク足チャートは、市場参加者の心理状態を分析し、株価を予想するツールだと思っています。
明日の株価がどうなるかは誰にも分かりません。
しかしながら、こういったチャートを分析することで未来の株価を予想し売買する手法をテクニカル分析による売買といいます。
株価が変動する要素はたくさんありますので、テクニカル分析をしたからといって必ず勝てるわけではありません。
ですが、テクニカル分析は今でも重宝されており、理論的なことが好きな方には大変面白いと思います。
興味がわいた人がいましたら、ぜひネットや本で勉強してみてはどうでしょうか。